実習 塩の溶解
【使うもの】 ビーカー、食塩、水、アルコール(エタノール)、灯油
【手順】 食塩を水、アルコール、油に入れて、溶けるかどうか確かめる
【結果と解説】
| 溶媒 | 水 | アルコール (エタノール) |
油 (灯油) |
| 食塩の溶解 | ○ | × | × |
原子が電気を帯びたものをイオンと呼びます。ナトリウムのように周期表左下側にある原子は正の電気を帯びて陽イオンになりやすく、右上側にある原子は負の電気を帯びて陰イオンになりやすい性質があります。そこで、塩化ナトリウム(食塩)ではナトリウムイオンNa+(陽イオン)と塩素イオンCl−(陰イオン)が静電気の力で強く引き合い、図1のような結晶をつくっています。このような結晶をイオン結晶と呼びます。一般に「塩」と呼ばれる物質はイオン結晶をつくります。
イオンどうしの静電気の引力は大変強く、イオンどうしがバラバラになりにくいため、イオン結晶は融点が高く、また溶媒に溶けにくい物質です。食塩がアルコールや灯油に溶けないのは、このためです。ただし水だけは例外的な溶媒です。それは(本文その1で述べたように)、図2のように水分子自身が正負の電気を帯びていて(極性分子)、イオンとなじみやすい(水和する)性質があるからです。私たちは塩が水に溶けるのを当たり前のように感じますが、これは水ならではの独特の性質です。
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| 図1 NaCl結晶のモデル | 図2 水分子の極性 |
| 周期 | 1族 | 2族 | 13族 | 14族 | 15族 | 16族 | 17族 | 18族 |
| 第1 | H | He | ||||||
| 第2 | Li | Be | B | C | N | O | F | Ne |
| 第3 | Na | Mg | Al | Si | P | S | Cl | Ar |
| 第4 | K | Ca | ||||||
教員用レシピ
【使うもの】
ビーカー(ないし試験管)、薬さじ、 水、エタノール、灯油、塩化ナトリウム
【手順】
1) 3種類の溶媒をそれぞれ試験管に入れる。
2) 溶媒に少量の食塩(薬さじ小さじに1〜2杯)を入れ、よく振ってみる。
3) 溶媒に食塩が溶けたかどうか、調べる。
【時間】 演示5分
■簡単な「化学」の実験ですが、演示で簡単に見せておくのも良いかと思いました。